労務管理
2021.09.02
在籍型出向契約ってなに?
在籍型出向契約とは
在籍型出向契約とは、出向元企業と出向先企業との間の出向契約によって、労働者が出向元企業と出向先企業の両方と雇用契約を結び、一定期間勤務することをいいます。
●一般的な在籍型出向の取り扱い
①労働者を離職させるのではなく、関係会社において雇用機会を確保する
②経営指導、技術指導を実施する。
③職業能力開発の一環として行う。
④企業グループ内の人事交流の一環として行う
労働者派遣との違いは?
在籍型出向契約と間違えやすいのが労働者派遣です。労働者派遣も雇用契約を締結している企業とは別の企業で働きますが、在籍型出向契約とは違います。
<在籍型出向契約と労働者派遣の違い>
・在籍型出向する労働者は、出向元と出向先企業双方と雇用契約を結ぶため、出向先企業の指揮 命令を受けます。
・派遣労働者は、派遣元事業主のみと雇用契約を結び、派遣先は派遣労働者とは雇用契約を結ばず、指揮命令のみ行ないます。
コロナ禍で在籍型出向を積極的に行っている企業が増えています。
正しい理解で正しい運用をしましょう!
「在籍型出向」については、沖縄県の社会保険労務士法人 堀下&パートナーズにご相談ください。