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労務管理

2024.02.06

人事・労務部門の守りと攻め

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労務管理 / 人事

●人事・労務部門は、社員のモチベーションの守りと攻めを担う

ハーズバーグの2要因理論

 人事・労務部門の重要な役割として、社員のモチベーションをアップさせる生産性を上げることがあります。

 人事・労務管理には、守りと攻めの側面があります。ハーズバーグの2要因論は、社員の満足要因には、「不満足要因」と「満足要因」があるとしています。「経営方針・職場環境・対人関係・労働条件・給与待遇・福利厚生」などの要因が不十分なときに、社員は不満足と感じます。「達成感・承認・満足感・責任・昇進・成長」などの要因が十分な時に社員の意欲が高まります。

 前者が守りの人事・労務管理、後者が攻めの人事・労務管理です。どちらも欠かすことができないものです。人事・労務管理部門の方は、このように社員のモチベーションを様々な施策により高めていく崇高な任務を担っているという気概を職務にあたることが重要です。

マズローの欲求5段階説

 次頁の図は、マズローの欲求5段階説を表しています。心理学者のマズローによれば、人間の欲求は、第1段階から第5段階まで順序よく階段を上るとしています。第1段階が生存欲求で、最高の第5段階が自己実現の欲求です。

これを会社経営の当てはめると、最高の第5段階は、経営理念の達成といえます。最下層の第1段階が、最低限の労働法を守る等のコンプライアンスといえるでしょう。

 社員が、経理理念を達成する、お客様のためにがんばるといった崇高な理念があったとしても、最低限の賃金が払われないとか、違法な長時間労働があったならば、社員の欲求の最上位を満たすことはできないでしょう。

 このような意味からも、人事・労務部門は、社員が働きやすい環境を整備し、適正な労務管理を行っていくことは、非常に重要なことです。

人事・労務管理については沖縄の社会保険労務士法人堀下&パートナーズにお問い合わせください。

「労務管理の新しい問題に対する基本的な考え方とは?」については、こちらをご覧ください。

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